全国中学校軟式野球大会(全中)の地区予選が2ヶ月後に開幕するのを前に、キャプテンとしてチームの更なるレベルアップを求めた大吾。
1日の練習時間を増やしたり、これまでは休みにしていた週末にも練習を入れる等、チーム内の意識改革に取り組みます。
しかし、今まで以上のハードワークに遊撃手の太鳳は反発し、新たな対立の火種になってしまいました。
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
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MAJOR 2nd(メジャーセカンド)157話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
鬱憤
前回156話のラストで『週末の練習をボイコットしたい』と愚痴をこぼしていた太鳳でしたが、弥生に促されてしぶしぶ練習に顔を出すことに。
そのせいか、2人揃って予定の8時に間に合わず、アニータら後輩たちからも説教を喰らってしまいます。
『私もキツい練習は嫌だけど、張り切ってる大吾に付き合ってやろうよ』
弥生に、勉強を言い訳に練習をサボりたいという意図を見抜かれた太鳳。ただ、彼女の本音は少しだけ違っていました。
『たたでさえ肘痛めてんのに、また弥生を担ぎ出すのが納得いかないんだよ!』
軋轢
男子部員が着替え終わるのを待ちながら、練習後に集まって色々と話をしている女子部員たち。
睦子や千里も不安な感情を吐露している中、負けず嫌いのアニータは・・・
『女子なんやから、余計やらなあかんねん。怠けとったら負けなんや』
と、ハードなトレーニングを歓迎している様子。
ただ、アニータに太鳳が反論します。
『男子のペースに女子が合わせてたら、いつかは潰れる。誰かがケガでもしたら、私ら終わりだよ』
そして、そんな女子部員の心配をよそに、大吾は明くる日の集合時間を伝えるのでした。
爆発
その夜、大吾は夕食もそこそこに、黙々と日課の素振りをこなしていました。すると、睦子が大吾のもとを訪れます。
『練習キツすぎじゃないかな・・・』
練習後に女子部員同士で話し合っていた事などを大吾に伝える睦子。
『他の強い学校はもっとハードな練習をしてるんだから、俺は無茶だなんて思わないよ』
睦子はこう反論します。
『みんな肘とか膝を痛めながら練習してるのに、誰かがケガでもしたら・・・9人しかいないんだし、元も子もないじゃない?』
しかし、大吾は睦子の忠告すら意に介する様子もありません。
ついに・・・
『じゃあ、休みたければ休んでいいって言っておいてよ。この程度で音をあげるんだったら、試合には出せないし、もう辞めてもいいってね!』
大吾はそう切り捨て、睦子のもとを離れてゆくのでした。
メジャーセカンド157話の感想・考察
仲良きことは
新たな山が動き始めたと言える今回157話でしたね。
一見、気分屋に見える太鳳でしたが、肘を痛めた弥生を酷使しようとする大吾への抗議の意を込めての練習不参加という事でした。ただ、旧知の仲であるからこそ、弥生の説得もすんなりと受け入れたのでしょう。
『どうせ、初めから勉強する気なんて無いんでしょ?』
と、弥生のセリフがありましたが、この一言に全てが集約されている気がします。
また大吾についても、チームのレベルアップと各々のコンディションの狭間で苦悩している様子がうかがえますね。
チーム内では、キャプテンとして毅然たる態度でメンバーと接していますが、幼なじみの睦子に対して感情的になったとはいえ、辛い胸中を明かしています。
ただ、この状況において一番きびしい立ち回りなのは睦子ではないか等と思わざるを得ません。
姉の存在
あらすじの事項では割愛しましたが、大吾の姉である泉の静観している様子がとても印象的でした。
彼女も風林中野球部OGではあるものの、キャプテンを勤める大吾を尊重し、直接的に何か物言いをする事はありません。
彼女曰く、当時は半日だけの練習であったり、週末どちらも練習することはなかったようなのですが。
初めは口うるさく、大吾にとっては母親が2人になったようなものでしたが、何かしら助け船を出すことはあるのでしょうか。
最後に・・・
今週はちゃんと部室を使わせてもらえました。
以上、読んでいただき有難う御座いました。
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