前回284話は、第一の門の課題が、元ノワールの料理人の最後の晩餐を出し、満足させることが課題であることが判明し、表の料理人たちが挑戦するも、手加減した品ばかりを出すため不合格になっていきました。
ですが、ノワール達はインパクトある品で、次々と合格していきますが、そのお題に対してソーマは怒りを露わにしていました。
今回のお話では、ソーマが最後の晩餐というお題に対してどのような答えを出したのか、その料理に込められた老人に対するメッセージが明かされます。
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
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食戟のソーマ284話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
味への眼力
ソーマは不利なお題に怒っていたのではなく、最後の晩餐というお題に対して気に食わないと怒っていました。その一方で審査は続き、表の料理人たちはどんどん不合格となっていきました。
そもそもこの老人は西関東に本部を置く暴力団に3代にわたり仕え、専属料理人を任されていた人でした。
そんな老人は、組傘下のみならず、外部組織へも食事を出してきた実績があり、常に緊張感の中に身を置いてきたツワモノでした。
ソーマが出した料理
老人は「ぬるま湯におるような連中にわしを満足させられるとは思えん」といったことに対してソーマは老人に表の料理人をなめきるのは早いことを俺の品で教えてやると宣戦布告しました。
それに対し、BLUEのスタッフから悪い判定が出るとは思わないのかといわれますが、ソーマは審査員の老人の舌と判定を信頼しているような口ぶりでした。
出した料理は「最中」。
老人はこの料理は自身に対する侮辱であると受け取ってしまいましたが、ソーマの狙いは違っていました。
あんたへの最後の晩餐
ソーマが出した最中の中身はあん肝を煮込み、裏ごししたものと、長芋を荒く砕いたものが入っていました。最中生地はソーマ自身が型を重ね合わせたものを使用して焼いたものでした。これを食べた老人はどんどん湧き上がる食欲に不思議な感覚を抱き、出された品がお通しであることを知りました。
それは、ソーマから見た老人はまだ最後に見えなかったのに、自分からあきらめているような態度に対してまだまだ探求はできるというメッセージを込めた料理でした。それでも、もう本当にだめになりそうな時にうちの店に来いと言います。
「俺が出させてもらう品だけがあんたへの最後の晩餐っす」
老人の心づもり
この審査員の老人は、調理台に立ち続けることができなくなったことにより、料理を自分からとってしまったら何も残らないため、BLUEの大会が終わったら自分で持っていた実弾の引き金を自分に向けて引こうと考えていたのでした。
ですが、ソーマによってまだ料理の探求が出来ることを教わった老人は、さらなる無限の荒野をさまようことを決意したのでした。
こうして、第一の門をクリアしたソーマ。次に待ち受ける第二の門の試練とはどのようなものなのでしょうか!
食戟のソーマ284話の感想・考察
あんきもなかの裏側
今回のお話では、ソーマの料理にスポットが当てられていましたね。まさか、最中。しかもあん肝の最中という斬新な料理でした。あん肝を使った料理はとても珍しいなあとも思いました。
これは、私の推測なのですが、あん肝ってスパイスを使ってソースにしたり、ゆででポン酢や薬味と食べるおつまみのようなものであることは知られていますよね。ですが、裏を返すとそれだけ香味を使わなければならないということは臭みと向き合っていかないといけないということですよね。
これは、以前葉山あきらと戦った時にクリアした課題内容でした。
そして、あん肝は人によって好みの分かれるものであるためゲテモノという側面もあります。つまり、このお通しはソーマが今まで培ってきた一部を総集編として結集した一部を出した品ではないかと考える事が出来ます。
老人の覚悟
老人は元々、暴力団お抱えの料理人とのことでしたが、このように各暴力団にお抱えの料理人がいるということは、日本にもたくさんのノワールがいるということになりますよね。今まで、表と裏が全く関わってこなかったことも、完全に世界が分けられていたのでしょうね。
また、裏の料理人が、表の料理人である、ソーマから料理の世界について教わっていました。これは、今後も裏の料理人がソーマから様々なことを学んでいくという布石であればいいなぁと思います。そしてその先には才波朝陽のたたき直しが待っていることを信じています!
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