前回88話、東京卍會参番隊隊長・稀咲鉄太と手を組む事に最後まで難色を示した弐番隊副隊長の松野千冬でしたが、手を組めば稀咲鉄太の何かを見つけられるかも知れない、東卍から追い出すきっかけを見つけられるかも知れないと、壱番隊隊長・花垣武道の説得に不本意ながらも承諾し、クリスマス限定の歪なチームが結成されました。
下校中、花垣武道の彼女、橘日向の弟の直人の一言、「時間の無駄は嫌いなんだ」にひっかかる花垣武道でした。稀咲鉄太と同じ口癖だったのです。小学生の頃、稀咲鉄太と塾が一緒で面識があり、花垣武道本人もあったことがあると言う言葉に驚きを隠せない花垣武道から今回の89話が始まります。
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
関連記事:【東京卍リベンジャーズ】88話ネタバレ!臨時結成 歪なチーム!
東京卍リベンジャーズ89話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
小学生時代
刈り上げ頭のガリ勉風な少年、小学生時代の稀咲鉄太は全国模試で1位になるほどの秀才。
橘日向は、きさくに話しかけます。「稀咲くんすごいね!」しかし、他の女子からは心が無さそうで、キモい奴だと嫌われていました。
「稀咲鉄太君は、塾で一番勉強のできる子で、家が近所だったからよく一緒に帰ってたんだ」
橘日向と稀咲鉄太が知り合いだったという事実に驚く花垣武道なのでした。
「今はバリバリの不良だよ」東京卍會参番隊隊長・稀咲鉄太の今を知らされ、橘日向は驚きます。
「でも、稀咲君、武道君とあうかも」ぶっきらぼうだが、根はいい子だと橘日向は言います。
橘日向を殺してしまう極悪非道な稀咲鉄太がいい奴なわけがないと、にわかには信じられない様子の花垣武道なのでした。
忘れていた出会い
「小6の夏、塾の帰り道」橘日向と稀咲鉄太が一緒に帰っていると、公園で猫をいじめている中学生の三人組を見かけます。「無駄だよ、危ないし」稀咲鉄太が止めるのも聞かずに、橘日向は中学生に文句を言いに行きました。
中学生に取り囲まれ今にも泣き出しそうな橘日向を陰から眺めている稀咲鉄太の横を、勢いよく走り抜けて行く少年は、中学生相手にドロップキックをお見舞いしました。
「正義の味方参ー上!!!」小学6年生の花垣武道でした、しかしその勢いとはうらはらに、本当は震えるほどビビっているのでした。ビビりながらも勇敢に戦いを挑む花垣武道でしたが、あっけなくやられて泣きそうになってしまいます。それを見て橘日向も泣いてしまいます。
恋のはじまり
「え?それって、本当にオレ?」花垣武道からすれば14年も前の出来事、覚えていなくても無理はありません。助けに来ておいて負けるなんて、ダサすぎだなと自虐的に笑う花垣武道に、「君は負けるってわかってて助けに来てくれたんだよ。勝てる人より100倍すごいよ」と、花垣武道を振り返り「あの日、ヒナは君に恋をしました」、橘日向との出会い、恋に落ちた日の出来事、花垣武道の瞳には涙か溢れます。
小学生の頃から、そんな前からずっと···
花垣武道は橘日向に思われていたことを知るのでした。
東京卍リベンジャーズ89話の感想・考察
稀咲鉄太が小学生時代にガリ勉で秀才だった事を知って、こんなガリ勉が何故、東京卍會の隊長になったのか、橘日向を殺してしまうような事件を引き起こしてしまう、極悪非道な男になってしまったのだろうかと思うと同時に、未来で東京卍會を犯罪集団に変えてしまい、それをコントロール出来ていたのは、全国模試で1位を何度も取る秀才、頭の良さが成せる技だったのだと納得してしまいました。
花垣武道にとっては14年も前の出来事で、忘れてしまっていた稀咲鉄太との出会い、橘日向との出会いを知って感じる事は、やはり花垣武道は、26才になった時の6才も年下の店長に怒られるような情けない男ではないという事です。正義感が強く、負けると分かっていても立ち向かっていける勇気の持ち主なのです。そんな花垣武道の人生は、どこで変わってしまったのでしょうか?稀咲鉄太と東京卍會との関わりを変えていく事によって、小学生の頃の花垣武道に戻れるのだと思います。
「勝てる人より100倍すごいよ」橘日向のこの言葉に物凄く説得力を感じてしまいました。
今後の二人の恋の行方と共に、稀咲鉄太との出会いがどのように未来に関わって来るのか、目が離せません。
関連記事:【東京卍リベンジャーズ】88話ネタバレ!臨時結成 歪なチーム!
関連記事:【東京卍リベンジャーズ】90話ネタバレ!決戦前日の別れ