ブラッククローバー189話のネタバレになります。前回188話ではヘンリーが捨て身で、さらに仲間たちと力を合わせて攻撃しました。
その結果エルフ化したゴーシュであるドロワにアスタの一撃を食らわすことに成功しました。
ゴーシュはやっと自分を取り戻すことができるようですが、ゴーシュにもドロワにも深い闇があったようです…。
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
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【ブラッククローバー】189話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
ゴーシュの闇とドロワの恨み
未だにドロワに身体を乗っ取られているゴーシュ、彼には信じられる人間がいませんでした。
結局は他人、誰もが自分が大事でそのためなら平気で人を裏切る。
そしてゴーシュ自身も自分と妹のマリーさえ幸せならいい。
そう思っていました。
場面は現実に戻り、ゴーシュを乗っ取っているドロワはアスタの渾身の一撃を食らいます。
その影響でようやくミモザ兄妹とノエルとゾラを阻んでいた鏡が姿を消しました。
倒れるドロワ兄妹とそれを見下ろすアスタ。
その時ドロワは過去のエルフ達に起こった悲劇を思い返していました。
空に浮かぶ魔法陣と魔法が使えないことに慌てふためくエルフたち。
さらにエルフたちは魔力が奪われていることに気が付きます。
それは人間たちの魔導具の力によるものでした。
高い崖の上からエルフの魔力を受け取り喜ぶ醜い人間たち。
そんな彼らは人間でないものが強い魔力を持つことがおこがましい、そんなものと共に歩むなどと考えるだけで恐ろしいと言い放ち。
さらに、人間の王族がこの地の神になると笑います。
消えるドロワ
その人間の顔を忘れられないドロワ。
顔も理不尽な怒りも、腐った脳みそも、下卑た笑い声も、何もかもが理解もできなければ許すこともできません。
自分の中で邪心が暴れめちゃくちゃにしないと気が済まないと思います。
ですが、それはアスタや黒の暴牛の団員達ではないことに思い至ります。
エルフの仲間たちで心の中で謝りながら、邪心が暴走する前に好きにしろとアスタに言いました。
妹のエクラにも謝りますが、彼女は優しいお兄ちゃんのドロワと一緒ならいいと抱きつきます。
アスタは観念した二人に剣を寄せ魔法を吸い取ります。
ドロワはリヒトやエルフの仲間たちを想いながら消える覚悟をしながら穏やかな表情です。
そして消えながらアスタに剣の力に疑問を呈し、行いの代償は必ず払われると言い残します。
アスタは消えていくドロワに忘れないと言うでした。
帰ってきたゴーシュ
エルフの意識がなくなり目を覚ますゴーシュ。
ぼんやりと人影が浮かんだと思ったら目の前にはゴードン。
驚いたゴーシュは慌てて起き上がり、思わずグレイに頭突きをしてしまいます。
言葉の出ないグレイにもぶつぶついうゴードンにも目もくれず起きたゴーシュはまずマリーの心配をします。
そのマリーは誰も傷つけなかったことに安心して泣きじゃくっていました。
アスタはそんなマリーを慰めながら無事を喜んでいます。
ですが、ゴーシュはそんなアスタたちの様子に冷ややかです。
自分が無事ならいいのに、他人のために命をかけアジトが粉々になってしまったことが理解できません。
自分とマリーさえ無事ならそれでいい、黒の暴牛に入ったのも自分達のため。
黒の暴牛のメンバーと仲良くなる気もなければ、誰のことも信じていない。
マリーが咎めるのも聞かず、ゴーシュはそんな自分のことなんてほっとけばよかったと言い放ちます。
その言葉を聞いてそれぞれに好き勝手言うメンバーたち。
そして「ちゃんとオレ達を見ろ」と言います。
言葉に詰まるゴーシュですが、マリーの声かけもあり照れながらも「ありがとう」とお礼を伝えます。
黒の暴牛ようやく集結
その瞬間喜んでゴーシュに飛びつく3人。
ゴーシュは悪態をつきますがお構いなしにそれぞれがべったり抱きついています。
その時。
空から幻惑の界に連れていかれていたメンバーたちが降ってきました。
帰ってきたメンバー達に喜ぶアスタ。
ゴーシュが戻ったことを喜ぶバネッサ。
有無を言わさずご飯を突っ込むチャーミーに怒るゴーシュ。
それぞれが好きなことを言ったりやったりしてにぎやかな黒の暴牛のやり取りです。
その様子を空から見ているノエルとゾラ。
ゾラは冷ややかですが、混ざりたくてうずうずしているノエルはうっかりを装って魔法の箒から落ちます。
そうして、久しぶりに集合した黒の暴牛。
回復次第ヤミを追いかけると意気込むのでした。
…ただし、フェンリルをのぞいて。
【ブラッククローバー】189話の感想・考察
ようやくエルフ化したゴーシュ(ドロワ)との戦いが終わり、ゴーシュが戻ってきました。
なにはともあれよかったです。
その流れでゴーシュが抱えていた暗い想いとエルフが人間を恨む原因となった出来事とドロワの恨みが描かれていましたね。
二つは全く違う思いなのですが、「人間が嫌い」というところで繋がっていたような気もします。
だからゴーシュにはドロワが取りついたのかな…と考えましたが、よく考えたらエルフの恨みは原因が同じだからそういうわけでもないのかな?とか思ってみたり。
どちらにしても人間のしたことは本当に酷いことだったというのはわかりました。
恨まれるのも当然です。
そしてその魔導具を使っていたのがクローバー王国の王様に似ていたような気がするのですが、どうなのでしょう…。
基本的に常に横柄な態度なところとか、凄く近いものがあるような気がします。
もし本当に今回の回想で出ていた王族が王様だとしたら、王様にもちゃんと罰があるといいなと思います。
そして、やっと帰ってきたゴーシュ。
今まで誰のことも信じられなくて、今も信じてはないんでしょうけど照れながら「ありがとう」という姿はすごくかわいかったです。
その直後には元に戻っていたので、多分こんなに素直な姿はもう出てこないと思うのですがちょっとだけ仲間に心を許したのだろうと思っています。
その直後に夢魔法で飛ばされてたメンバーも帰ってきて、久しぶりににぎやかでしたね。
それぞれが好きなことしか言ってないところとか、みんな生き生きしてて本当に好きです。
これでこそ黒の暴牛だと思います。
ただ、そこに混じれないフェンリルが不憫でならないですが(笑)
不憫といえばゴーシュ。
妹のマリーがエルフ化したエクラはお兄ちゃんが大好きで常にべったりな感じでしたが、人間のマリーに戻った瞬間しっかりした妹に戻ってべたべたしなくなりましたね。
ゴーシュ自身が気づいてないっぽいのが救いですが、なんか可哀そうでした(笑)
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