295話ではソーマの作成したブッシュドノエルの上に飾られた花火玉からコーヒークランブルとブラウンクリームがあふれ出し、淡く散るようなコーヒークランブルの風味を砂糖や、乳製品を使わずに調理することで、全体を引き立たせるという技をみせていました。
この、目の前の客と状況を見た上での判断が皿を輝かせ、ソーマは勝利することが出来ました。
296話では、司と朝陽が司の包丁を巡り、直接対決することで朝陽の異能の正体が明らかになっていきます。
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
関連記事:【食戟のソーマ】295話ネタバレ!!試合結果を左右する花火の秘密!
食戟のソーマ296話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
才波対司
ソーマがサージェとの一番を終えた頃、本丸の大広間では司対、才波の一戦が始まろうとしていました。才波は周囲のノワールがチップをかけるのを見て、自分たちもかけようと司に持ち掛けます。
そして、賭けの戦利品として選ばれたのは司が使用していたグレーダーでした。最初それを賭けの対象とされた司は意味が分からず、その条件をのんでしまいました。
それには司が卒業後、自身の能力を異能と呼べるレベルまで高めた自信があるからでした。
以前の司は食材に対しかしづくのみでしたが、今の司は、食材と対等に切り結ぶことでより深く食材を理解し、己らしさを皿に表現できるように進化していました。
才波朝陽の異能
それに対して、才波朝陽は腰に様々なナイフを持っていました。そのナイフはサーカスや曲芸で使うようなナイフや、拷問器具のようなものまでその種類は多様化していました。
その頃場外乱闘があった場所に駆けつけていたブックマンが見たものは、ノワール達が倒れている姿でした。その少し前にはサージェが朝陽の元を訪れていました。
そして、サージェは自身が敗戦したからと、己のカービングナイフを朝陽に献上し、「朝陽様の異能cross knivesが輝く礎になりましょう」と言い朝陽に預けたのでした。
朝陽の異能「cross knives」とは他の料理人が使ってきた何らかの道具を使用することによってその使用者の能力をエッセンスとして朝陽の身体へ宿らせます。
そしてそれをクロスすることによって能力と、能力の掛け合わせが行われ、新たな調理スキルへと昇華させるものでした。
司の敗北
結果、両者のひな鳥料理はどちらも異能級の一品でしたが、朝陽の料理は異能級の技が2つも完璧に合わせられていたため、司は敗北し、グレーダーも朝陽にもっていかれることとなってしまいました。
その勝負を見ていたソーマは、なぜ以前才波朝陽と勝負したときに包丁はやっぱりいらないと言われたのかが分かりました。それは、朝陽にとって異能ではないと判断されたからだったのです。
そのことに対してリベンジを誓うソーマにタクミの近況が入ってきます。果たして誰とどのような試合を繰り広げているのでしょうか、次回の話を楽しみにしたいと思います。
食戟のソーマ296話の感想・考察
朝陽の異能
今回のお話で、才波朝陽の異能について謎だったところが多く判明してきましたね。それはクロスナイブスというもので、一種のコピー能力をさらに昇華させたような代物でした。
ですが、美作の時とは違い、相手の一歩先を行くのではなくさらに先を行った上で自分のエッセンスもちりばめるという高難度のテクニックを使用していました。
つまり、自分の欲しいものは自分で手に入れることでさらに自分のスキルアップにもなるという、一石二鳥なスキルであることも分かります。
ですが、サージェのように譲渡されたものでも使用できるとは意外でした。欲しいものはすべて手に入れるというこの姿勢こそ、今までの朝陽の人生を物語るものであり、強くなってきた証なのかもしれませんね。
ソーマの勝機
ソーマは以前の勝負で包丁を朝陽に渡すはずでしたが、朝陽から断られていました。今回その理由が分かったことで、いろいろと伏線も繋がり、私もほっとしています。
しかし、包丁を持っていかない理由が、ソーマの包丁が城一郎の物と関係があるからではなく、異能のあるなしであったことに驚きました。
ですが、その異能は持っていきたくても持っていけないものなのではないかとも思いました。それは、ソーマの異能が定食屋としての機転やとっさの対応力であったためだと考えています。
従来、どの料理人にもとっさの対応力等はあるため、それが異能レベルであることを見抜けなかったのではないかと思いました。
今後、タクミや、田所の結果も現れてくると思いますが、二人の活躍と共に、ソーマが朝陽へのリベンジを成功させるところまでを信じていきたいと思いました。
関連記事:【食戟のソーマ】295話ネタバレ!!試合結果を左右する花火の秘密!
【食戟のソーマ】297話ネタバレ!!タクミの本戦。ノワールの罠!!