前号334話では、自身の持つスター性を発揮し観客達を魅了した木兎が観客達の声援を自分の力に変え、第2セットは梟谷が取りました。
桐生は波に乗る木兎と自分を比較し気持ちが俯きそうになりましたが、仲間の言葉や存在が桐生に自信を持たせてくれ、木兎に宣戦布告のように第3セット初得点を取りました。
魔の3日目第2試合、狢坂対梟谷戦もいよいよ終盤。どちらも本領を発揮し絶好調でスタートした第3セット!!
それでは今号335話”夢中”の見どころをネタバレさせて頂きます!
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
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【ハイキュー!!】335話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
一方通行の熱意
今号335話は木兎の中学時代の回想から始まります。
お調子者の様な口調もバレーに対して全力なところも現在と同じく木兎らしいですが、中学のチームメイトは木兎についていけてない様子。
ランニング中、木兎が『ラスト3週~』と声を掛けながら振り向くと、チームメイト達は”楽”をしようと近道をしていて木兎の後ろには誰もいません。
それでも木兎は前を向いて走り続けました。
木兎の根幹
中学時代の回想が終わり、絶好調だった木兎がサーブミス。
凹んだかのように思いましたが真面目な顔で木兎が『疲れた…!バレーって疲れる…!!』と言うので、皆揃って『でしょうね!!!』とツッコミます。
桐生は『ふっ』と笑い、『疲れちょるらしいし ここ攻め所ぞ!!』とチームの空気を引き締めました。
絶好調の桐生のスパイクがブロックを吹き飛ばしてしまいますが、繋いでる梟谷。
木兎にトスが上がりますが、後ろからの打ちづらいトスにブロックが3枚ついてヒヤッとする場面を木兎はリバウンドで冷静に対処しました。
また回想が入り、実はリバウンドは赤葦が木兎に教えたもの。
赤葦が木兎は目立つプレーを好むのに地味に見えるリバウンドに興味を持ったのが意外だと言うと、木兎は中学時代クラブチームのコーチがいつも言っていた『”楽じゃなくて”楽しいを考える』という言葉を赤葦に言いました。
精一杯のプレー
回想が終わり、リバウンド後のプレーへ。
赤葦が木兎に向けて綺麗にトスをあげ、木兎が強烈なスパイクを放つのかと思いきや、いつしか日向に教えたように狢坂のスパイカーをあざ笑うかのように”フェイント”で得点しました。
桐生の目には『疲れちょってん まだ 遊んじょるごたぁ(遊んでるみたいだ)』と感じたようです。
木兎の”フェイント”で得点は(狢坂)19対(梟谷)20。
梟谷の攻撃は木兎のサーブから始まります。
狢坂は木兎の強烈なサーブをなんとか上げましたが、トスとは言えない”悪球”目掛けて桐生はスパイクモーションに入ります。
桐生は『苦しい 辛い こわい 敗北の恐怖 他人の評価 そげなん 考えちょる余裕も無ぇ こん男について行く事で精一杯 バレーボールをする事で精一杯』と、楽しそうな表情で”悪球”を打ち切りました。
【ハイキュー!!】335話の感想・考察
木兎の回想で振り返った時に誰もいなかった場面を見て悲しくなりました。
でも木兎が周りの皆が”楽”してるのだから自分もそうしようって流されずに、自分がバレーでどうしたらどう出来たら”楽しい”を考えて頑張ってくれて本当に良かったなと感じました!
そんな木兎の”楽しい”って感じているプレーが見ている人を魅了しているのだと感じます。
木兎がフェイントを決めた時に、木兎のプレーに魅了された一人である赤葦も楽しそうに笑ってる場面を見てそう思いました。
木兎と自分を比較していた桐生でしたが、”悪球”を打つ時の楽しそうな表情は木兎と同じく魅了された人がいるのではと思うほど良い表情!
桐生が”悪球打ちの桐生”と呼ばれる本領発揮した場面も今までの桐生の努力が詰まっているようで私的に凄く良かったです。
両校が”楽しく”バレーボールしている試合。きっと選手達の心に残る良い試合になるのではと思います。
次号336話も両校選手を見守っていきましょう!
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