【食戟のソーマ】299話ネタバレ!!ソーマとタクミの競演!陰陽のヴェリーヌ!

食戟のソーマ

 

298話ではドンカーマがサポ―トメンバーを用いて、100層のヴェリーヌを作成していました。そのヴェリーヌは食べた瞬間に色とりどりの光景と味が広がるひと時のショウのような味でした。

しかし、これだけの味の厚みを持ちながら泡を含んでいるためとても軽い品になっており、お題通りのアミューズを超えた品となっていたのでした。

それに対してタクミはソーマとコンビを組み調理を進めなければならない状況でしたが不穏な空気が漂っていました。それを見た田所はイサミを探してこようかと提案しますが、タクミは大丈夫と伝え、調理に入りました。

299話ではタクミとソーマが陰陽の形のヴェリーヌを作成し、驚きの組み合わせで審査員たちを驚かせることとなります。

 

ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!

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食戟のソーマ299話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)

調理場での舞踏

調理に入り始めた二人は先ほどの口論していた二人とは別人のようでした。それはまるで調理場で流れ舞うバレエのような目まぐるしく美しい連携がとられていました。

そんななか、タクミはメッザルーナを回転させ、素材を一瞬で的確に切り刻むことで調理のスピードと手数を増やすことができる「闘いの舞踏」という異能を発現させていました。

また、この異能は集団戦で最も真価を発揮するもので、それは相手がイサミの時に最も発揮されていましたが、ソーマとの連携でも何故かその連携は発揮されていました。

 

2色のヴェリーヌ

そうして審査員に提出された品は縦に2色に割れたヴェリーヌでした。ヴェリーヌは陰陽の形に分かれており、白い方はスフォルマートをベースにしており、チーズを主体としていました。

その一方で黒い方はすっぽんの出汁をベースにして作られたものでした。ですが、通常チーズもすっぽんも別の方向に臭みを持つ食材同士であるため、複数の物を同時に味わう瞬間が重要なヴェリーヌではありえないとドンカーマは馬鹿にしていました。

しかし、実際に食べてみると、上品なおいしさと共にチーズとすっぽんがびっくりするほど合っていました。

 

その理由として、中にくるみ、ゴマ、ナッツ類、柿の種を細かく裁断して中に入れることで苦みと香ばしさが臭み消しの役割をしつつ、二つの味の橋渡しとなることで全く新しい味へと変化していたのでした。

研鑽の日々

つまりは、本来合わないはずの二つの食材が奇跡的にかみ合わさることで、新たな美味が生まれたのでした。これは、二人の研鑽の日々が生み出した奇跡の連携でした。

ソーマとタクミは連隊食戟後もたびたび食戟を繰り返していました。それはソーマが美作から取り返したメッザルーナをタクミが食戟で取り返すために申し込んでいました。

ある日の食戟で、ついにタクミはソーマに勝利し、メッザルーナを取り返しますが、ソーマはあまりに悔しかったため、タクミにもう一度食戟を申し込みました。すると、次の日に行われた食戟では、ソーマが勝利していました。

その結果に対し、こんどはタクミがもう一度勝負を申し込み、タクミが勝ちます。これを繰り返しているうちに二人はお互いを深く理解していきました。

これによりふたりは互いに研鑽し、お互いを高めあっていたためメッザルーナを使用出来ていたのでした。結果、タクミとソーマのペアがドンカーマ達を下しました。

 

 

食戟のソーマ299話の感想・考察

陰陽の意味

今回、ソーマ達はアミューズのメニューとしてドンカーマ達と同じヴェリーヌを選択し、ソーマ達が勝利しました。ですが、お題の「連携によって完成するアミューズ」ということを踏まえるとドンカーマ達のヴェリーヌの方が勝っていたのではないかと感じました。

それでもソーマ達が勝利したのには違うもの同士の掛け合わせによる新たな味の探求がドンカーマ達よりも勝っており、このBLUEの大会においてふさわしい品だったのではないかなとも感じました。

そもそも陰陽のマークは互いに対立し、依存しあいながら万物を形成している気のものという意味があります。(デジタル大辞泉より)

おそらく、チーズ風味の方はタクミが、すっぽん風味はソーマが作成したと考えられますが、それぞれが反発しあいながら見事なコラボレーションをしているあたりがお互いを高めあってきた証であり、二人の絆を感じることが出来てとてもうれしく思いました。

 

現場を知る身体

今回の戦いの中で二人が勝利できた理由には二人の研鑽の日々の結果もありますが、私はもう一つ要因があると考えています。それはソーマもタクミも現場を知ってから遠月へ入学しているということです。

これは現場を知っている者同士が研鑽しあうことで、相手を理解しつつ、相手の厨房での動きも普段から見つめることとなるため、同じ舞台に立ったとしても相手を邪魔することなく、効率的な仕事が出来ていたのではないかと感じました。

その、大量の仕事をこなすといった点では二人はドンカーマ達に引けを取らなかったのではないかと考えます。

 

さて今回の試合で二人の絆が示されたところで今後朝陽を倒す上で重要となるのではないかと思っています。これがどのように活用されるのかも楽しみにしながら、次回を待ちたいと思います。

 

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