青の祓魔師|ネタバレと感想

【青の祓魔師】109話(2019年4月号)ネタバレと感想

青の祓魔師|ネタバレと感想

 

「月刊ジャンプSQ.」2019年4月号に掲載されている「青の祓魔師」109話のネタバレです。

108話では、弱ったサタンとそれに寄り添うユリが、アサイラムを手放し脱出を試みます。

しかし情報がリークされ、囲まれるサタンとユリ。「見逃して」と懇願するも、一斉射撃を受け、それに激高したサタンが炎を出しましたが、血を吐いて倒れ確保されてしまいます。

メフィストは会議でユリが妊娠したことを報告。

魔揺監で出だしができない状態となったユリ。

赤子対策に「青い稲妻作戦」が計画され、獅郎は降魔剣を手に入にしてユリを救う決意をします。

109話ではユリの陣痛の場面から始まります。

ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!

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青の祓魔師109話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)

つかの間の二人の時間

ユリの陣痛が始まって18時間、魔揺監のせいで注射一本打つことができない体のため母体の体力も限界です。

 

雨の中、獅郎に行動を共にすることを願い出る祓魔師たち。必ず死人の出る戦いになると忠告するも、司祭である獅郎に仕え、学びたいと共にユリのもとに向かいます。

 

とうとう破水。双子であるサタンの仔だが、一方は巨大児、もう一方は発達不全の状態。母体は衰弱しているため、後から生まれる発達不全児は生めるかわからない。

 

何が起こるか全く未知の出産を目前に控え、「青い稲妻作戦」は開始されました。

 

青い稲妻作戦、ユリの苦しみ

あらゆる祓魔師に見守られながら苦しむユリ。魔揺監が今まで以上に活発に。

そんな中、「祓魔楽式」が展開されます。

 

医療行為は詛いがはね返るため、自力で生むしかありません。

 

生んだ後は医工騎士たちがユリを保護、生まれた子供はまわりのものたちが祓魔すると言われ、「・・・や」と言葉を発するも息むよう促されるユリ。

 

苦しさに思わず叫びますが、「叫ぶな息め」「目をしっかり開けろと」言われます。

 

その姿を見て、「お前を救ってやる」とつぶやく獅郎。

息むのを「もう一回!!」と言われた次の瞬間、赤子が勢いよく飛び出します。

 

恐るべき力を持つサタンの仔

とうとう生まれた赤子。そして魔揺監が消え、やはり先に生まれた赤子がサタンの仔だと断定されます。

 

炎をまとい、泣きじゃくるサタンの仔。目を見開いたかと思うと、唸りながらまわりの者に襲い掛かります。

 

サタンの仔と祓魔師たちの攻防が展開されている時、母体であるユリが危ない状態となりもう一人は生めないかもと医工騎士たちが騒ぎます。

 

母の出産を見ていた燐。

「俺は生まれるべきじゃなかった」と目の前に広がる惨状を見ながら激しく後悔します。

 

「生まれなきゃよかった」と思ったところにもう一人の燐がささやきます。

 

「やっと判ったか?だから死ねよ」

 

ここぞとばかりに支配しようとするもうひとりの燐。

そこにメフィストが現れ、我に返りますが失神させられて「頭を冷やせる場所」へと放り込まれます。

 

そしてイルミナティへ行った雪男、検査結果が出て、総帥が直々に話すと告げられます。

 

 

青の祓魔師109話の感想・考察

燐の怖かったもの

この自分が生まれたせいで起こった、この状況を知るのが怖くて前だけ向いていたかった燐。

 

知るのが怖かった事実を目の当たりにし、「俺さえいなければ」と「生まれなきゃよかった」と自責の念にかられる燐がとても孤独に見えます。

 

過去を知った燐は?

認めたくないもう一人の自分に責められ、乗っ取られかけます。

 

結果として青い夜が起こるのはわかっていても、漠然と恐怖していたものが眼前に現れ、事実としてこの目で見たことによりこれ以上ない決定打となりました。

霧が晴れたようでは?というメフィストですが、隠されていた事実は晴れても気持ちまでは晴れません。

重すぎる過去なので、通常ならばどんな前向きな人間だとしても、受け止めきれないほどのことが起きています。

 

事実を知った燐がどうなるのか。

そして雪男とサタンのつながりとは、そして雪男はどう考え、どう行動していくのか。

次回110話ではそのあたりから目が離せませんね。

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