301話ではブックマスターの正体がえりなの母であることが、判明し、その過去には異能である神の舌のせいですべての味に対し絶望していたことも分かりました。そのせいで幼い自分を置いて家を出たため、二人の間に確執がうまれていました。
その後タクミと対戦したえりなはすごい剣幕でタクミに迫り完勝していました。
302話ではそんなえりなの様子を見た恵がその原因は才波朝陽にあるとにらみ、えりなを守りたいと、朝陽に食戟を申し込みます。
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
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【食戟のソーマ】302話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
守りたい人
タクミとえりなの試合を見た恵は、試合の後に才波とえりなが話している所を聞いてしまいました。その内容はえりなにとって才波朝陽はえりなの願いをかなえてあげられるただ一人の救済のヒーローであるという朝陽の言葉でした。
恵はこの事実がえりなの鬼気迫る表情に関係しているのではないかと朝陽を問い詰めますが、朝陽は根拠がないと相手にしませんでした。
その態度に対し恵は朝陽に食戟を挑みます。それはえりなに何をするつもりかは分からないけど、悲しませたりする気なら私が絶対止めて見せるとの思いからでした。
煌家の刺客
その後、恵が対戦した相手は、煌觜汪というノワールで、朝陽の直属の部下でした。
その男が使用した調理器具は墨劉爪と呼ばれるもので、元々は爪に様々な毒物を調合して塗り付け使用していたものでした。それを煌家は食材に対する膨大な知識へと発展させていったとのことでした。
墨劉爪は煌家の奥義、秘伝として現代まで受け継がれ、公の場では滅多にみられないものであるとのことでした。しかし、煌觜汪は朝陽のためと惜しげもなくその技を披露し、恵に対し、敗北の味にひいひいと泣き喚くがいいと罵りました。
しかし、結果は煌觜汪の方がひいひい言わされるがわとなり、恵が3対0の完勝で相手を寄せ付けませんでした。
想定内
試合後、恵は朝陽に対し、「これ以上薙切さんを苦しめるつもりならもっと怒っちゃいますからね!」と伝えるも、朝陽は不気味な笑顔で恵を見つめるのみでした。
それに対し恵は朝陽がこうなることを予想していたんではないかと感じていました。
その後、唐突に以前温泉旅館で会ったノワールのモナールカを引き合いに出し、モナールカの包丁を出した上、墨劉爪を取り付け、君の強さに遠く及ばなかった一本とそして君より遥かに格下な一本を掛け合わせ、俺の本当の力を理解してもらうためのショーを始めようと言い、本話が終了しました。
さて、次回恵対朝陽はどのような試合になるのか楽しみにしたいと思います。
【食戟のソーマ】302話の感想・考察
恵の成長
今回のお話では恵が主体となっていましたが、前と比較しても恵は本当に成長したなあと思いました。それは、以前であれば自身から食戟を申し込んだりしなかっただろうし、人前での調理ももたもたして、力を発揮できていなかったと思われます。
それが、今回のお話では恵がえりなにちょっかいを出す朝陽に対して本当に怒っている様子を見せ、あまつさえ勝負を挑んでいったことに本当に感動しました。
しかし、今回の煌̪觜汪戦では朝陽の直属の部下に対しどんな内容で調理するのか楽しみにしていたのですが、肝心の内容までは示されなかったため、恵の詳しい成長内容や、異能のホスピタリティの中身を知ることはできなかったことはとても残念でした。
しかし、煌觜汪に勝利したことで、初の朝陽との対戦は恵になりました。結果はお話の進行上、負けてしまうかもしれませんが、恵のえりなを思う心がえりなに届いてほしいと願うばかりでした。
また、この試合を通して朝陽討伐のヒントがでるといいなぁとも思いました!!
朝陽のコレクション
朝陽は食戟を仕掛けた恵に対し、大量の包丁を見せつけていましたが、それが今まで本人が戦ってきた証であり、能力の源であることは明白ですよね。包丁を奪うという行為は以前のお話の中でも美作昴が、食戟で敗者の包丁を奪うということを行っていました。
美作の場合は包丁を奪うことで相手のプライド等まで根こそぎ奪い、優越感に浸るというものでしたが、朝陽の場合は自身の道具として使うというものでした。つまりは美作の進化バージョンのようなものなのかなぁと推測しています。
また、美作の時のように、朝陽もそんなに悪な人間ではないように思えてなりません。それは、朝陽が今回、包丁コレクションの中身を見せた時にそれぞれの包丁が誰のかわかるように写真を入れていました。
通常異能レベルであるのであれば、手のかかる写真を入れず名前だけでもいいのではないかと思います。それをあえて写真を入れるということはその人に対する敬意なのではないかと感じました。
今後朝陽に注目するにおいて、恵との試合はどうなるのか、朝陽が言う全く新しい切り口とはなんなのか、ブックマスターの課した全く新しい料理というお題に対してどのようなアプローチを行っていくのかを楽しみにしていきたいと思いました。
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