303話では才波朝陽対、田所恵の一騎打ちでした。その勝負に朝陽は恵が過去に料理で勝負し勝利した料理人のナイフで勝負して勝利をおさめることで自身の異能であるクロスナイブズの本当の力をみせると言いました。
勝負は徳用牛肉を使った料理でした。バトルの結果は朝陽の圧勝でした。それは恵の料理も徳用牛肉を最大限に高めた料理を提供していましたが、朝陽の出した料理はその最大限をはるかに突破した次元の牛肉料理でした。
その試合ののち、朝陽は俺こそがBLUEの大会の頂点にふさわしい事やえりなの救世主は俺だと豪語しますが、それに対してソーマが反論しようとするところでお話が終了しました。
今回の304話では、ソーマの反論と、それに対するえりなの反応、どうしてソーマでは難しいのかという理由が明らかになります。
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
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【食戟のソーマ】304話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
えりなの疑念
303話の最後で朝陽に対し俺は頂点を取る気満々だから朝陽の優勝を疑っていると反論したのはソーマでした。それに対しえりなはソーマの発言を聞いても浮かない顔をしていました。
そんなえりなに事情を聴くと、朝陽から、自分に負けたら結婚式を挙げることを約束させられていました。
それに対してソーマは明るい声で「あと数戦勝ち上がったら才波朝陽と当たるんだよ。そこで俺がバシッと倒すから、薙切とはそもそも戦わねーわけだ!」といいますが、「果たしてそううまく行くかしら?」えりなの疑念は消えません。
それはソーマには異能がないことや、目の前でクロスナイブズの強さを見せつけられたことのほかに心のどこかでソーマに負けてほしいと思っていることを伝えました。
神の舌
その一方で朝陽は仲間の一人である夕之介と会っていました。彼は今まで朝陽が遠月学園に潜り込むための裏工作や、神の舌のこと、薙切家のことを調べ挙げていました。
それは朝陽の野望の一つである神の舌を持つ最高の女を妻として娶る計画のためでした。
そもそも神の舌とは薙切家の血筋に数十世代に現れる特異体質のことで、この能力があってこそ薙切家は美食会のトップに君臨し続けることが出来ていたのでした。しかし、この能力には難点もありました。
それは、神の舌があまりに完璧を求めるため、歴代のホルダー達は料理に絶望し、苦しみ抜いて死んでいったことにありました。そして、えりなの母である、真凪も神の舌の影響により、食事も出汁も受け入れられなくなり、食べてももどしてしまうようになっていったのでした。
その状況を重く見た真凪は自ら薙切家を出ていかざるを得なかったのでした。
自らの思い
えりなは真凪が出て行ったことで心配になると同時にさみしい思いをしていたのでした。それでも真凪を助けたいという思いは人一倍に持っていました。
しかし、自分がこの大会で優勝することで神の舌を凌駕するものがないと判明し、母親をがっかりさせるのならば才波朝陽の能力にかける方が幸せになれるのかもしれないと考えていました。
その話を聞いたソーマは、「お前にもいろいろあるみたいだが、朝陽は俺が倒す。俺にはかんけーねぇもん」と冷たくあしらったのでした。
その言葉に対して恵は「どうしてあんな言い方・・・っ」と反論しますが、朝陽が勝った方がいいのかとも考え始めていました。
しかし、ソーマは全く別のことを考えていました。「味の批評に関しちゃ憎たらしいほど舌が回るのに本当に言いたいことを本当に言いたい相手にいえねーんだもんな。」と。
その後ついにソーマと朝陽の直接対決がはじまろうとしていました。朝陽は「全てを叶え、手に入れられるのは俺だ」といいますが、ソーマは「あんたじゃ薙切を幸せに出来ねーよ」と言い放ち試合が開始されました。対戦内容等は次回に期待しましょう!!
【食戟のソーマ】304話の感想・考察
神の舌の洗礼
今回のお話しでは、真凪になにがあったのかが大きく取り上げられていましたね。まさか、神の舌が諸刃の剣だったという展開にとても驚きました。しかし、数十代に一度生まれるか生まれないかの能力者が親子で生まれてくるとは、いっそ呪いなんじゃないかとも思いました。
ですが、逆に人数がいることで、神の舌の克服方法も見えてきやすいためチャンスともとれるなと感じました。つまりは今回のBLUEの大会は、薙切家の神の舌の呪いを解くための儀式的意味合いも含んでいると思いました。
今回のBLUEの大会でこの呪いが解けないと、将来えりなも同じ道をたどることとなりますね。真凪は母としてそれだけは避けてやりたいがための試合運びだったのではないかとも考えられますね。
しかし、これに失敗してしまえば尚つらい未来と、つらい過去を引きずることとなります。はたして、ソーマはどのようにこの呪いを解くのかにも注目していきたいと思いました。
ですが、この神の舌の呪いを解いて朝陽に何の得があるのでしょうか。その真の目的はいったいどこにあるのかにも注目していきたいですね。
本当に言いたいこと
本話では、ソーマが「本当に言いたいことを本当に言いたい相手に言えねーんだもんな。」というセリフがありましたが、この前後でソーマは意味深なセリフをたくさん言っています。
朝陽の勝敗に関しては今まで自分が絶対にリベンジすると豪語したり、今まで仲間を思いやる様子も見せてきていたのに、今回のえりなとの話では「俺にはかんけーねぇもん」と突き放すような言動をしていました。
これにはソーマ本人がえりなを信じているからなのでしょうか、えりながこんなところでくすぶる料理人ではないと評価していたためではないかと考えています。今までソーマはえりなとの対戦の中で一度もえりなに勝利した経験はありません。
しかし、今のえりなは皿以外のことに目を向けており自分の料理に集中できていないため、リベンジを願うソーマにとっては一番良いコンディションであると私は思いました。
そのため、葉山の時と同様に皿に熱を入れて提供することで、えりなも朝陽も美食の世界が必ずしもいいわけではないことを学ぶのではないかと思いました。
次回のお話しからソーマ対朝陽の対決が始まります。勝負内容や、作成した料理がどんなものが出るのかを楽しみにしたいと思いました。
記事:【食戟のソーマ】303話ネタバレ!!さく裂!クロスナイブズとうま味!
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