ブラッククローバー200話のネタバレになります。
前回199話で水銀魔法の圧倒的な強さを見せつけたノゼル。
パトリは水銀で固められ身動きが取れなくなりました。
その様子を見ていたライアはエルフの終わりを覚悟しますが、ミモザが意外な行動に出ます。
またユノとアスタもパトリを救うために反魔法を発動させますが、パトリは悪魔から解き放たれるのでしょうか?
ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!
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【ブラッククローバー】200話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)
助ける理由
ノゼルの水銀魔法によって身動きが取れなくなったパトリ。
その姿を見ていたライアはもうだめだ…と自分達エルフの終わりを覚悟し、ライアやパトリに想いを寄せます。
その時ミモザが癒しの魔法をライアに向けます。
朦朧としながらもその行動の理由がわからないライアはなぜと問いかけます。
それに対しミモザは、死にそうな人を助けるのに理由なんていらないと言い切ります。
その姿にかつてリヒトの妻であったテティアの姿を重ねるライア。
結局人間の王族に助けられてしまったと感じ、だから人間とはかかわりたくなかったと思うのでした。
一方水銀に固められたパトリを見つめるノゼルは、冷たくトドメをさそうとしていました。
ミモザがライアを助けようとしている姿との違いに、アスタは焦って反発します。
その反発が理解できないノゼルは、パトリが白夜の魔眼の首領だと冷たい目を向けました。
ユノもノゼルに待ってと言い、パトリの身体が金色の夜明けのヴァンジャス団長のものであると伝えます。
顔も魔力も違うので、そのことに納得できないノゼル。
それに対しユノはアスタの剣ならヴァンジャスを戻せると続けます。
その言葉にお任せくださいと張り切るアスタ。
そんな2人に冷たいノゼルですが、その言葉を受けつつもアスタはパトリに向かって反魔法の剣をかざします。
すると剣からは膨大な量の反魔力があふれます。
そしてアスタは、いつかエルフのゴーシュに言われた言葉を思い出しつつ反魔法に飲み込まれていくように姿を消すのでした。
パトリの記憶
反魔法に飲み込まれたアスタ。
目の前に広がるのはパトリの記憶達で、剣が吸い込んだものがアスタに流れ込んでいるようです。
それはエルフ達がまだ幸せに暮らしていた時のもの。
エルフのもとを訪れた兄妹、その次にはエルフを滅ぼした人間たちのもの。
このころからパトリの憎しみも流れ込みます。
憎しみに頭が痛くなりながらも、さらにアスタが見たものは倒れるエルフ
達の姿や白夜の魔眼。
さらには対峙するようなヤミの姿に、魔法帝の姿、町を覆う光魔法が映り…倒れる魔法帝の姿も見えました。
その映像に顔色が変わるアスタですが、画面はさらに移り変わります。
パトリの負の感情が増えつつ映るのは転生するエルフ達の姿。
そしていよいよ悪魔の姿が大写しとなり、パトリの苦しみに同調するようにアスタも苦しみも頂点を迎えました。
パトリの魂との戦い
アスタがパトリの記憶を進んでいるころ、パトリ自身は大きな木の前で椅子に座りうずくまっていました。
木には取り込まれているヴァンジャスの姿があります。
その前で転生する前の姿のパトリは、自分が騙されていたことや自分の間違いに頭を抱えます。
そして本当に人間は悪なのか、ヴァンジャスとは分かり合えたのではないかと考えました。
その時、どこからか絶対に分かり合えない、人間が悪い、人間は悪だという声がします。
その声に同調しようとするパトリ。
するとフラフラになったアスタがようやく会えたなと言いながら姿を現しました。
パトリはそんなアスタに憎しみのこもった目を向けます。
それまでパトリの記憶を見てきたアスタは、いろんな感情でぐちゃぐちゃになっていることを認めます。
そしてだからこそ諦めるなと言いました。
さらに考えるのを放棄して暗闇に閉じこもるのは逃げだと続けます。
アスタの言葉に怒りを爆発させるパトリ。
うるさいと叫び、何がわかるんだと怒ります。
その言葉と攻撃を何とか受け止めるアスタは、構わずパトリに詰め寄り魔法帝を殺したことを責めます。
さらにみんなを人質に憧れていた魔法帝を殺したこと、転生で国中の人たちを傷付けたことを許さないと掴みかかりました。
アスタとパトリの帰還
反発しようとするパトリでしたが、アスタの「そこまでのことしておいて何だそのザマは」という言葉に言葉が出ません。
アスタはパトリに悪魔を止めないといけないんじゃないのか?ここまでを自分で決めたのなら、みっともなく最後まで踏ん張れと熱く詰め寄ります。
それに対し、パトリは半ばヤケのように僕のことはほっとけと殴りかかりました。
しかしその拳も掴まれてしまいます。
アスタはパトリに対して放った言葉を自分に置き換え、自分で決めた魔法帝になるという言葉をパトリに言いました。
だからオマエ達のことも諦めない、その最後の言葉にパトリはテティアの兄の言葉を思い出し、ようやく正気を戻してアスタに縋りつきました。
反魔法が霧散し、パトリの記憶から戻ってきたアスタとパトリ。
ユノは心配そうにアスタに声をかけます。
アスタは「ヤバかった」といっぱいいっぱいの様子ですが、その姿をみたミモザは安心したようです。
その横ではアスタがパトリを連れて帰ってきたことに驚くライアがいました。
正気に帰ったようなパトリはアスタにこんな馬鹿な人間見たことないと言い、アスタは怒っているようですが今までとは違う雰囲気でした。
ノゼルはわからないようですが、ユノはその2人の様子に少し安心したように溜息をつきます。
悪魔から解き放たれたパトリは片目がまだ違う色でしたが、今までとはちがうまっすぐ正面を見据えた目で最後まで付き合ってもらいたいとアスタに伝えました。
アスタは悪魔を思い浮かべながら、パトリの言葉にうなずきます。
【ブラッククローバー】200話の感想・考察
久しぶりに暑苦しくてかっこいい、主人公らしいアスタを見られた気がします。
最近はやられっぱなしだったり、他のだれかに助けてもらったり。
そんなことがよくあった気がするので『これぞアスタらしい戦い』というのが見られてうれしかったです。
パトリの記憶の中で魔法帝が殺されてしまうというショックなことを知ってしまったようですが、それでもパトリを許せないと思いつつも助けるという選択肢以外ないアスタ。
かっこいいなと思います。
さらにミモザも迷わずライアを助けたり、ユノも遠巻きな言い方でしたがパトリを助けようとしたりしてましたね。
これがエルフ達の心に響いてくれるとも信じています。
少なくともパトリとライアの心は掴んだはずです。
多分悪魔と戦う上ならエルフも味方にしないとお話にならないと思うので、今後は味方になってくれる…と思ってます。
そんな人間はいい人だという話だった中でむしろ際立ってたのがノゼル兄さん。
トドメをさすとか、殺すとか正反対なセリフばっかりでしたね(笑)
けど、ノエルのお兄さんだからツンデレだということは予想済みです。
絶対にいざとなったらアスタやユノのことはもちろん、パトリやライアのことも助けてくれると知ってます。
ついでに助けつつ、ものすごくツンツンしてくれることを期待しています(笑)
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