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【ノアズノーツ最終回】22話ネタバレ|打ち切りか?人類周回説の謎が解明。

 

前回の話では未来に秘められた謎を中心に物語が大きく動きました。そして、ラストの教室のシーンはループがまた起こった結果だったのか?

 

未来の秘密そして「人類周回説」の謎が明かされる『ノアズノーツ』堂々の最終回です。

 

 

ノアズノーツ第22話のあらすじ(ネタバレ・画バレあり)

第1話の冒頭シーンと同じように、未来が歴史のテストで0点を取って先生に怒られていますがまったく気にしていません。

友人たち放課後に遊んでいる途中で何か確信があるわけでもなく「行かなきゃいけない気がする!!」と友人たちと別れる未来。

 

入り込んだ工事現場の地層からボロボロのノートを見つけます。ノートの中身を読んでいくと旧人類は「心=記憶」だけが保存される、計画はうまくいかず何度もやり直している、私の遺体が実験につかわれたなど謎の文章が並ぶ中ひとつの文章に驚く未来。

 

ループを狂わせているのは「私」

寿未来

 

この文章をきっかけに未来の過去の記憶が走馬燈のようによみがえります。

ついさっきまでノーティラスにいてお腹を銃で撃たれたことまで思い出し、ノアと出会う前に戻っていることに戸惑う未来。

未来にとっても自分自身このノートを書いた記憶はありませんが、何人もの自分がノアと自分の「歴史」を遺し、そのおかげで過去の自分と未来の自分がつながっていることを確信します。

ノアにこのことを伝えるため以前と同じようにこのノートとの2ショットをSNSにアップします。

そしてまたおとずれるノアと未来の出会い。

 

 

再会を喜ぶ未来ですが、過去のループの記憶がないノアは戸惑います。

そこで「過去を識る事は未来を知る事」とかつてノアに言われた言葉を発しながらボロボロのノートを渡す未来。

ノートの中身を読んで「人類周回説」のすべてを悟ったノアは未来との再会を喜びます。

 

感想・考察

「人類周回説」の謎がついに明かされました。悲しいことに『ノアズノーツ』は打ち切りだったのでしょう。

本来ならば丁寧明かされるはずだった「人類周回説」の設定が早足で説明され私自身分かったような分からないような状態で説明をよく呑み込めず、消化不良な感じがあります。

しかし、細かいことは気にせずに勢いで読めば良い最終回だったと思います。時間を扱う物語で過去の自分からのメッセージですべてが分かる展開は熱いです。

 

今回は『ノアズノーツ』最終回ということで物語全体についても考えていきたいと思います。

私自身のこの漫画全体的な評価は「惜しい」です。作者の方も練りこんだ設定があったと思うので、連載が長ければそのあたりも丁寧に描くことができてより面白くなったと思います。

また、サン=ジェルマン伯爵やレインマン教授の謎など未消化の設定もあったのが惜しいと感じます。もう少し長い連載で読んでみたかった作品なので残念です。